酒メモ

2019年7月の美味しかった日本酒メモ

※ハズレは紹介しません。特に美味かったものには★がついています。

ここのところ新規開拓はサボり気味。その代わり慣れ親しんだ銘柄を深掘りして、これまで合わせたことのない食材と合わせるのが楽しいんですよね。

しかしあれだな。★ついてるの全部熟成酒じゃん。赤ワインを良く飲むようになったからなのか、今はそういう気分なんですよ。足腰の強いしっかりした酒が飲みたいの。

金婚 貴醸酒★

みりんのようなかなり熟した立ち香。強い熟味と甘みがいきなりガツっとくるが、すぐにこれまた強度のある酸が中和して口中をすっきりさせる。

もともとチョコとのペアリングを狙って購入したが、分福にはかなわなかった。ただ、濃いカカオのソリッド系じゃなくてフルーティなガナッシュであれば良く合う。これは酸のおかげ。

分福 本醸造 原酒 蔵内十二年貯蔵★

完璧な古酒。チョコとの相性を図るために地酒屋こだまで奨められて購入。その結果は下記のとおり。

そこそこ甘みがあって旨味が非常に豊か。ほんのりした苦味、これがチョコとの相性を更に高めている。

文佳人 夏純吟 うすにごり生

毎年この時期の風物詩。今年の出来はどうか。カプロン強め。ラムネ系。そこそこ旨みもあるがライト。しっかり味が凝縮している。やっぱり今年も美味い!

羽水 UI 生酛純米

仙禽の蔵の別ブランドですね。80%精米の無濾過原酒。瓶燗火入れ。

立ち香はアルコールの揮発するニュアンスがメイン。ほんのり、ごく軽いカプロンがあるか。アタックは案外静かながらすぐに強い酸がくる。スペックから暴れん坊かと思いきや、旨みの広がりは抑えめで意外に品がいい。キレもしっかり。

やはり酸がかなり特徴的。全体的に厚みがあって芯が太い。

高砂 松喰鶴 純米大吟醸

言わずと知れた而今の蔵の別ブランド。この手のプレミア系もたまには飲んでおかないと。

意外に香り控えめ。かなり繊細。甘み弱め、やや酸が強く全体の中で浮いている。キレはいいがあまり面白くない。温度高めの方が酸に厚みが出ていいかな。で、これが豆腐と異常に合う。繊細さが同調したか。

不動 純米原酒 古酒 2002年★

17年熟成。それなりの熟香ながらかなりキレイ。

コシのある甘み、熟成によるカカオっぽさ。酸もしっかり。これだけの年数を経てもこのクオリティってことは多分氷温かそれに近い温度での熟成だと思うけどどうなんでしょう。

大倉 山廃特別純米 無濾過火入れ原酒 25BY★

クミンと合わせるために購入。乳酸系の立ち香。甘味は比較的ドライだが柔らかさもある。やや尖った乳酸と熟成によるこなれた旨味。山廃のワイルドさもあるが焦げた熟味はほとんどない。燗で甘味が増してさらにまとまりがよくなるが、クミンと合わせるなら常温のほうがいい。

しかし、なぜこれがクミンと合うのか謎。共通する風味がわずかにあると言えばある気もするが…もうちょっと他の酒も試して見識を深めてから記事にします。

防長鶴 純米無濾過原酒

初の銘柄。山口にこんな酒があったなんて。と思ったら、去年までは「毛利」が銘柄名だったんですね。これは知ってる。どっちにしろ飲んだことはなかったんだけど。諸事情あって今年から防長鶴になったとか。

リンゴ系の弱い立ち香。柔らかいアタック、酸がまずまず効いていて、いい仕事をしているので締まりがある。旨みも広がり過ぎず、全体的に火入れらしい落ち着きがある。地味だが日常使いでついつい飲んでしまうタイプ。

冷酒だともう一つ味が開かないので、常温のほうがベター。燗も悪くないが、燗上がりというほどではない。開栓から数日経つとややバランス崩れるのが難点。

長陽福娘 山田錦 純米ライト うすにごり生

低アルコールのうすにごり生酒。活性なのでさわやかで夏にはぴったり。ライトな中にも長陽福娘らしいミネラルの骨格がしっかりあって素晴らしい。

辨天娘 生酛 強力 H26BY ★

定期的に飲みたくなる辨天娘だが、生酛の強力は初めてかも。

当然ながら定番の玉栄や五百万石よりもふくよかで太い。

アタックも柔らかく、かなり味が乗っている。が、ここで2日ほど常温放置。さらに味が開く。やはり夏でも燗酒が最高ですな。

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