酒メモ

2019年10月の美味しかった日本酒メモ

nannsenn-eye

この季節にしてはひやおろしが少ないな。丸くて落ち着いた味わいは好きなんですが、普段から熟成酒ばっかり飲んでると別にわざわざ季節ものだからといって、ここぞとばかりに飲む意味もないんだよね。

※ハズレは紹介しません。特に美味かったものには★がついています。

和田龍登水 ひとごこち 純米 ひやおろし

和田龍登水

軽やかな立ち香。柔らかいアタック。ふんわりした甘み。酸が弱めだがぼけた感じはない。和田龍登水らしいミネラル感もしっかり。

南遷 PREMIUM ORGANIC 山廃純米生酒★

nansen

やや生熟っぽい立ち香があるが、それもそのはず、店の意向であえて4ヶ月常温開栓放置してたんだから。それでも全然ヘタってないのはさすがにすごい。

甘さは貴醸酒並みに強めだがスムーズに流れる。酸はそこそこ、やけにキレが良い。最高。

あべ 赤田の酒

abe-akada

圃場(ほじょう)別シリーズということで、要はテロワールにこだわったアレですね。柏崎・刈羽地区の異なる田んぼでとれた米を使って、田んぼごとの特性を表現していく。といっても、単純に同じ品種でも田んぼごとで違うからそれを味わえ、といったたぐいのものではなく、どちらかといえば特定の生産者とタッグを組んで、特性を生かしながら酒を造り、利益を還元し、応援していくコンセプトみたいですね。赤田は五百万石を使用。


肝心の味わい、まずは香りから。うん、爽やかでフルーティー。甘みはそこそこでマスカット的なニュアンス。酸はそんなに立ってないけどバランス良くジューシー。スッキリなんだけど薄さはない。米感も若干ある。さすがはあべといったところか。

小左衛門 山廃本醸造 無濾過生原酒 29BY

小ザエモン

心躍る素敵なスペック。さらに1年熟成でアルコール分が20%ですって。どうかしてる。鼻を近づけるとふわっと香る熟成香。甘みはしっかりで濃醇。アルコール分ほどのパワー感はないかな。生熟特有の嫌な感じ(イソバレルアルデヒド)もなく全然飲みやすい。酸はそこそこあるが丸くてこなれている。良質なアル添酒。

寒菊 コシヒカリ90 純米直汲生原酒

kankiku

食米の90%精米というチャレンジ系。軽いガス、濃い目の甘み、しかし上品でクリア。酸がしっかりあって、旨みはすっと消えていく。この旨みの抜けの良さが寒菊らしさ。最後にふわっとほの苦い余韻が長めに続く。ジューシーかつハチミツのようなコク。全体的に雑味を感じるあたりがコシヒカリ90%ならではだろう。これはこれでこの酒の個性と言っていい。

柏露 純米吟醸

写真撮り忘れ。あまり都内では見かけない新潟の銘柄。五百万石使用で、やや乳酸系の立ち香。甘みそこそこ、上品な感じ。旨みは香りのイメージ通り乳酸系。鼻に抜ける癖がある。なかなか面白い。

笹祝  ザ・コシタンジュンマイ3ひやおろし

写真撮り忘れ。まったく可愛くないパンダのラベル。笹祝は普通酒も美味しいが、冷やおろしは初めて。なるほど、柏露に似てる。落ち着いた軽い乳酸系。

篠峯 VERT 亀ノ尾 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

写真撮り忘れ。一年熟成、やや生老ね香。ほどほどの甘み、微発泡、最初酸は目立たないと思ったらやや遅れてクエン酸系のジューシーさが。旨みはしっかりあるが、無駄に広がらず力強い凝縮感を伴う。最後に軽い苦み。引けは早い。なんだかんだいって濃醇で味が多い印象。割り水燗もなかなか。

渓 純米吟醸 ひやおろし27BY★

kei

大好きな王祿。心地よいカプロン、甘み弱めでジューシーな酸がしっかり。旨みに凝縮感あって絞まってる。王禄らしい苦味も。熟成感全くない。やはり好きなタイプ。

綿屋 純米生原酒 2002BY★

wataya

17年の生熟。これは最高にヤバいブツ。どんだけクセが強いんだろうと身構えたが、案外飲みやすい。甘みはそこそこ、酸は弱め、旨みでぐっとボルテージが上がるがキレは良い。生熟の癖がパクチー&スパイスとマッチする。ポークビンダルーと異常に合う。これは発見だった。

綿屋 雄町60 ひやおろし

wataya2

軽くカプロン、ほどほどの甘さ、酸しっかり、旨み強め、濃醇な味わい。ひやおろしならではのまろやかさもある。

梅津の生酛 生 24BY★

梅津

軽い乳酸とアルコールの立ち香。甘みは弱めですぐに強い乳酸、旨味も乳酸と一体となるタイプ。度数が20度と異常に強いのでパンチがある。開けたてはアルコール感が強くややまとまりに欠けるが、一日置くとそこが緩和されてまとまる。アフターで含み香に若干の生老ね香。

思ったよりも加水には向いておらず、数滴でも酸が立ってしまい旨みが薄くなる。これだけのアルコール度数でも薄めることは許さないというメッセージのように思えてきた。燗では酸が若干引っ込み旨みが異常に増す。ポークビンダルーと合わせたら無上のペアリングに。

琵琶のささ浪 純米酒

カプ系、強めに香る。どちらかといえばしっかりした甘味と落ち着いた酸。旨味はほどほどで最後に若干苦味。フレッシュ感と落ち着きがいいバランスで同居している。

李白 生酛 生原酒

rihaku

花酵母(ベゴニア)の生酛は珍しい。軽くイソバレ、重すぎずコシのある甘み、酸がジューシーで、細かい部分の味が複雑。このへんは生酛らしさか。引けでアルコールっぽさが少し。余韻は長め。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう