日本酒セレクション

花見におすすめの日本酒12選

sakura

今回は一足早く花見の時期に仕入れたい日本酒の特集です。ラベルがかわいくてフルーティなものを中心に選んでみました。

花見におすすめの日本酒

桜が見られない店内でもお客様に花見気分を味わってほしい、そんなおもてなしの気持ちに応えるべく、なるべく華やかで季節を感じられるルックスのお酒を中心にセレクト。気分をアゲるためにもやっぱりラベルは重要でしょう。

原則、全て飲んだことがあり、美味しいと感じたものを厳選しています。

※過去数年以内に飲んだものなので、その時と比べて今期は味が変わっている可能性はあります。ご了承ください。

来福 純米生原酒 さくら

花酵母で有名な来福酒造さん、春こそ面目躍如ではないでしょうか。桜の花酵母使用のフレッシュなうすにごり。濃厚な甘みで、とろっとしたテクスチャー。でも酸がしっかりしているのでダレません。

↓花酵母といえば積善もおススメ↓

三千櫻 さくらにごり

まさに大人のカルピス(下ネタではありません)。8%の低アルコール仕様なので女性でも飲みやすくエレガント。酸は弱めながら、優しい甘みとスムーズな流れは特筆もの。

2019/2/21 追記:今季は3/1発売でラベルも一新されるそうです!めっちゃいい感じじゃないですか!

さくらにごり2019
出典:三千櫻酒造株式会社(facebook)

流輝 純米吟醸 桃色 無濾過生

赤色酵母を使用しているため、こんな素敵な色に。見た目を裏切らず、苺ミルクのように甘酸っぱい。これもまた低アルコールなので、非常に飲みやすいお酒です。 日本酒度は-64(29BY)と変態な一面も。

陸奥八仙 ピンクラベル

生と火入れがありますが、この季節ならではの華やかな雰囲気を味わいたいなら生、料理とのペアリングを重視するなら火入れを選ぶとよいかと。八仙らしい芳醇でフルーティな香りに酔いしれてください。

花見ロ万

もうそのまんまの名前ですね。低アルコールで柔らかくて優しい。ふんわりした甘み、酸は抑えめで儚くほどけていく、良い意味でフラット。この季節ならではの味わいです。

天明 中取り弐号

人気の中取りシリーズ。上品でフルーティな立ち香、口当たりはさらっとしていて軽やか、甘さがないわけではないんですが、あくまで軽快に飲める完成度の高いお酒です。

甲子 春酒香んばし

昨年よりデザインも一新して、とても可愛いボトルに。華やかな香りからのフレッシュな微発泡が心地よく、強めの甘みとジューシーな酸。メリハリのあるしっかりした味わいも◎。本数限定なのでお早めに。

萩の鶴 純米吟醸別仕込 うすにごり生原酒 さくら猫ラベル

瓶内二次発酵でガスが弾けてフレッシュ!香りはわりと華やかで優しい甘みとバランスの良い旨み。ほんのり残る苦味もアクセントになっていい感じ。ちなみに同じ中身で「こたつ猫」のラベルもあります(出荷時期によって変わる)。

十九 桜 Le cerisier rose m’apporte

「桜の花が春の訪れを教えてくれる」という意味だそうで、ここフランス語好きよね~。発泡感が強く、甘さは控えめでキレがいいので、オリーブオイルなんかをウォッシュさせるのにちょうどいいかも。

日高見 助六江戸桜 純米大吟醸

大吟醸ながらそこまで香ることもなく、甘みは控えめ。酸がきりっと効いて旨みがスリム。魚とのペアリングを意識した設計の日高見らしい上品でタイトな味わい。

たけのその 純米吟醸 生酒 ぱんだ祭り 春

正直に言います。このスペックはまだ飲んでないんです。でもパンダが…パンダだし…どうしても、このふざけたラベルを載せたかったんです。とりあえず竹の園の他のスペックは何回も飲んでて外したことがないので、これも大丈夫!のはず!

篠峯 ろくまる 雄町 純米吟醸 うすにごり 生

篠峯といえばミネラル。というわけで、はっきりした輪郭。やや甘めで最後にほんのりミネラリーな苦味が残るが、これがいい。ろくまるは篠峯の中ではキャッチーな立ち位置なので、日本酒初心者にもおすすめ。

春酒と料理のペアリング

基本的に、ここで紹介したお酒はフルーティなものが多いので、まずは下記を参照していただくのが手っ取り早いですね。

あとは「うすにごり」も多いですね。なんで春の酒といえば、ほとんど薄濁りなんだろう、考えてみると謎ですが。

うすにごりは、若干とろみのあるテクスチャーになりますので、豆乳や牛乳を使った料理なんかは良く合うと思います。薄めのクリーム煮とか、チャウダーとか。生クリームまで行っちゃうとちょっと強すぎるかな。

注意すべきは香りで、どうしても華やかに寄りがちなので、柑橘系フルーツやハーブで調整するか、同じくフルーティなニュアンスを持つオリーブオイルを上手く使うと良いです。マリネやカルパッチョ、サラダ系ならそれがやりやすいですね。

また、オイル漬けやアヒージョは思いのほかしつこくなく、酸が強めな酒なら合わせやすいでしょう。

まとめ

この記事を書き始めたのは2月なのに、気づいたらいつのまにか時は過ぎて3月下旬になっていました。桜のほうは蕾が膨らみ、今にも咲く気配。

春らしさ全開のラベルを愛でつつ、華やかで甘いうすにごりをお楽しみください。もちろんそれに合った料理もね!

ではまた!