すっかりエスニックづいてますが、先日は豚肉と茄子のバジル炒めなんてもんを作ってみました。
レシピ
茄子を多めの油で揚げ焼きして取り分け、ニンニクと豚肉を炒め、茄子を戻してフレッシュバジルをわさっと投入。味付けして一炒めしたら完成。はい簡単。
味付けは砂糖、醤油、ナンプラー、酒(剣菱)。やや甘めの味付けにすると、より「らしさ」が出ますよ。
ちなみに、こちらの本に載っていたものを参考にさせていただきました。
日本酒およびワインに合う、簡単ながら洒落たおつまみが多数紹介されています。ペアリング、という観点ではそこまで詳細に書いてるわけじゃないんですが、逆に言うと非常にとっつきやすいです。
合わせる酒を考える
これはですねえ、やはりバジルとナンプラーの癖がポイントになります。
豆苗のナンプラー炒めの時にも書きましたが、タイ系の癖には生酒なんですよね。
料理がやや甘いので、同じく甘みのあるフルーティ系生酒でもいいですが、それだと料理の強度に負けてしまうと考えて、パンチのある、いわゆる辛口の生酒を選びました。
開春 純米超辛口 無濾過生
島根の燗酒系が有名な蔵ですが、生も意外といけるんですよ。
こちらは日本酒度+15なんですが、全然そんな感じはしないですね。
甘味がないというよりは、辛みが強いという印象です。甘みは甘みでしっかりあります。
特に二日目になると、良くも悪くもさらに甘みが増してきて、よりマッチするようになります。
実食&分析
まずは料理の方から。甘じょっぱい味わいに、鼻から抜けるナンプラーとバジルの香り。
酒のほうは思いのほか生感が強いですね。少し蒸れたような香り。
ただ、それがちょうど料理の香りと重なり合って違和感なく混ざり合うんです。
後半のやや油っぽいところも、酒の辛みがすっきり流してくれて、次の一口を誘います。
チャートにしてみると、甘味と旨味の数値がほぼぴったりなのが分かります。
チャート上では酒の酸が少し浮いていますが、料理と合わせるとその酸味が全体に深みを与えて、とても良い効果を生み出します。
まあ、タイ料理にレモンなどの柑橘の汁をかけるのは定番ですしね。そのイメージです。
まとめ
今回もナイスなペアリングでした。
冒頭でも書きましたが、料理のほうは砂糖を少し多めにしないとチグハグな印象になってしまうかも。
もちろんお好みではありますが。
ちょっと濃い目の生酒ならわりと幅広く合いますので、ぜひ作ってみてください!
それではまた!