第三弾は甘口編。これでひとまずラストです。
辛口のイメージが強い大和川のお酒ですが、カスモチ原酒などは日本酒に慣れていない人からの支持も高く、結構甘口のお酒もリリースされてるんですよね。
というわけで、今回は以下3種のペアリングを探っていきます。
伝家のカスモチ原酒
個人的に日本酒飲み始めの頃に買って衝撃を受けた一本です。
かなり甘いんですが、そこまでくどく感じさせずついつい飲み進めてしまいます。
純米にごり酒 月あかり
うすにごりでこれもかなり甘味が強いです。
大吟醸 弥右衛門
日本酒度は+5なこともあり、上記二つほどは甘くはないですが、それでも数値よりはずっと甘くエレガントな印象の一本。
甘口酒のペアリングはどう考えるべきか
うちの人気記事です。
ざっくり要約すると、とりあえずフルーティな香り系は避けて、味わいとしては酒と同じくらい甘いものか、同じくらいの強度で塩気のあるもの、または酸味、苦味があるもので合わせようってことが書いてあります。
大和川の甘口酒の特徴
今回使う大和川の3種はどれも香りはそこまでありません。なので比較的ペアリングの難易度は下がります。
とはいえ、かなり甘味が濃いので、その点ではやや難しくなってくるんですね(カスモチは日本酒度-20)。
すなわち、同等の味の濃さのつまみでないと酒に負けてしまうのです。
提案したいつまみ
梅干ブルーチーズ
相性度:◎カスモチ ◎月明り 〇大吟醸 弥右衛門
ゴルゴンゾーラなどのブルーチーズに叩いた梅干をまぜるだけ。そのまんまのネーミングです。
しかし、これがパンチの強い甘さを持つカスモチと月明りにはめっちゃ合う!
そもそも塩気の強いブルーチーズが甘口の酒と最強の相性なのです。
福神ポテサラ
相性度:◎カスモチ ◎月明り 〇大吟醸 弥右衛門
ポテサラの上に福神漬を乗せていただきます。
意外や意外、これが美味しいんですよ。ポテサラにちょっと甘味が加わるので絶妙に甘めの酒と合います。
出汁巻き玉子
相性度:△カスモチ △月明り ◎大吟醸 弥右衛門
ここは完全に大吟醸の独壇場。
コンビニやスーパーで売っているもので充分です。ここにお好みで醤油を垂らした大根おろしをそえていただきましょう。至福の時間が訪れること間違いなし。
まとめ
今回紹介しきれなかったものでは味噌田楽や、ブルーチーズと粒ウニを混ぜたものなどもよく合います。
要は味噌、ブルーチーズ、梅干、コチュジャンなど、味がしっかりしたインパクトの強い調味料を使うのがポイントです。あとはイメージを膨らませて好きな食材に乗っけたり混ぜたりして、自由に酒肴を作っていきましょう。