日本初の缶入り生原酒として昭和47年に発売されて以降、息の長いセールスを続けるこのお酒。
今回はこちらのロングセラー商品に合うつまみを考えていきます。
ふなぐち菊水一番しぼりの味わい
こちらのお酒、なんといっても濃い!
甘味とうま味が強く、ボディも太い。これは19度の高いアルコール度数に起因する部分もあります。
ただし、バランス的に酸味が弱いため、その意味ではやや古いタイプの味わいとは言えます。
また、立ち香でアルコールをかなり強く感じるのはマイナスポイント。このアルコール感が最後まで続くので初心者には少々飲みづらい味わいになってしまっています。
とはいえ、慣れてくるとこのガツンとくる感じがむしろ好ましく思えてくるから不思議。
実際、長い間売れてるってことは根強いファンも多いってことでしょうし。
合うつまみを考える
まずはこの濃醇な味わいに負けない濃い味付けにしないといけません。
そして最大のポイントは甘味。ある程度甘い料理のほうが相性が良くなります。
それから、ツンとくるアルコール感を打ち消す工夫も必要ですね。
このあたりを考慮しながら4つほど簡単なつまみを考えてみました。
お手軽つまみレシピ
焼き鳥タッカルビ
1.焼き鳥缶の中のタレ(汁)を捨てる
2.コチュジャン(小1)を混ぜる
3.とろけるチーズをたっぷり乗せて溶けるまで加熱(レンジ:1分/トースター:3~5分)
狙い
まずはこっくりした甘味の同調、そしてコチュジャンのピリ辛でお酒のアルコール感を和らげます。
コチュマヨゆで卵
1.コチュジャン(大1)とマヨネーズ(大1)を混ぜる
2.半切りにしたゆで卵にたっぷりつける
狙い
せっかくコチュジャンがあるのでもう一品。マヨネーズと混ぜることで脂肪のコクが足されて、ゆで卵と抜群の相性に。黄身の硫黄っぽい香りも酒のアルコール臭とは不思議と相性がいいです。
福神ポテサラ
1.ポテサラに福神付けを乗っける。以上。
狙い
ただのポテサラだとそこまで合いませんが、福神漬けの甘味と軽い酸味を足すことで日本酒に合うつまみに変容します。歯ごたえも楽しめますよ。
雪見アフォガート
1.雪見大福1個に熱くて濃いコーヒーを注ぐ(エスプレッソがおすすめ)。以上。
狙い
アイスクリームなので、さすがのふなぐちも甘味でちょっと負けちゃうんですが、コーヒーの苦みのおかげでバランスがとれるようになります。そして、この程よい苦みが酒に輪郭をもたらすので、メリハリが出ます。
まとめ
この他にも、イシイのミートボールにとろけるチーズとかサンマのかば焼き缶に粒マスタードをかけたものなども使えますよ。
いずれもポイントは濃くて甘いものってことですね。
濃い酒は飲み疲れるので、あまりたくさんはいただけませんが、1合缶がスタンダードなのでちょうど良いかと思います。
ぜひお試しください!