1か月間断酒してみた

思うところあり、1か月間きっぱりと酒を断ってみました。その結果、見えてきたことをお伝えしていこうと思います。

なぜ断酒しようと思ったのか

アルコール依存症の懸念を持ち始めて半年以上が経ちます。

自己診断ながら、まだ軽度な状態に留まっているため、現状維持をしつつ、どうにかアルコールと共存していく方法を探っています。

で、試しに1か月ほど断酒してみたら、自分の依存症のステージもわかるし、体調なども変化が起こるのではと期待して実行してみた次第。

まだ酒なしでもいける

ここ数か月、平日は一切飲まず、土日のみ好きなように飲酒する生活をしています。つまり、我慢するのは土日だけなので、断酒もそれほど困難ではないだろうと考えました。

最初の週末は何とか乗り越えたものの、その次の週の平日は、事あるごとに酒のことが頭をよぎり、難なく我慢できたとは言い難い状況でした。

うーむ、これは結構ヤバいのかな。まあ、飲みませんでしたけど。

しかし、二度目の週末を乗り切ると、その気持ちも徐々に薄れ、飲酒の欲求自体は多少あったものの、特に頑張らなくても良いくらいには落ち着きました。

そこからは特に渇望する気持ちもなく、断酒していることさえ忘れていたくらい。

この調子なら永遠に断酒することも不可能じゃないな。

これは一つの安心材料でした。今の程度ならきっぱり止められる。これが、途中でなんだかんだと理由をつけて呑んでしまうようであれば、ちょっとヤバいステージまで進んでるってことですから。

体調の変化

ぶっちゃけ、あまり変化なしですね。

もともと翌日に残ることはほとんどなく、飲んだ次の日も普通に快調なんですよね。だから、変化は感じづらかったです。

強いて言うなら、多少は思考がクリアになった気もしますが…。

ちなみに、土日で1升近く空けていたのがなくなると、つまみと併せてトータル2000kcalくらいの節減になるはずなので、それなりの減量を期待していたのですが、体重も変化なし。

うーん、良いんだか悪いんだか。

血液検査

2020年の2月に行った健康診断で問題になったのが白血球数、赤血球数で、ともに正常値を若干下回り、造血機能が落ちている可能性を示唆されました。

このため、継続的に血液検査をして数値の推移を追っています。

で、断酒後の結果は一応正常値でした。

ただ、これが断酒による効果かどうかは微妙なところ。少なくとも今の週末飲酒生活を続けていても、表に見える形での悪影響はないものと判断しました。

その根拠を説明するためにもう少し詳しく見ていきましょう。

考察

※赤血球数の基準値は男性の場合

2月の結果

まず2月。いずれの値も基準値を下回っています。

とにかくこの時期は正月休みからの流れでやたら酒量が多かった。このため、酒の影響を真っ先に疑いました。

とりあえず、平日の飲酒はやめて週末のみに抑え、さらに葉酸が造血を助けるとのことだったので、マルチビタミンのサプリを摂るようにしました。

3月の結果

そこから1か月経過後の3月。

白血球に関しては、この時点で大きく改善してるんですよね。酒は減らしたとはいえ、まあまあ飲んでましたから。ということは、やはりサプリが効いた可能性が大きいのか。

赤血球は微増。この程度では何とも言えませんね。

10月の結果

しばらく期間が空いて、1か月の断酒を経たあとの10月。

3月に比べてそれほど大きくは改善していません。じゃあ、酒を飲もうが飲むまいが、ここに関してはあまり影響がないということ？

赤血球は順調に増加していますが、やはりこれだけでは何がどう影響したのか測りづらいところ。

継続的に飲んでいるサプリが助けになっているかもしれないし、断酒がある程度効いた可能性もある。

なお、血色素（ヘモグロビン）については、全期間通してほとんど変化なし。うーん、この程度なら誤差の範囲と言っていいのかな。

次の1月あたりにまた検査するつもりですが、現状のサプリ＆週末飲酒生活を続けて変化がなかった場合、少なくとも造血機能に関してアルコールはあまり影響がないと言えるかもしれません。

まとめ

今回、1か月の断酒では血液検査上、あまり大きな変化を得られませんでした。

もしかしたら、もっと長期間、1年とかやめれば違いが出てくる可能性はありますが、今のところその予定はありません（笑）

まあ、最大の収穫は、今の段階では精神的な依存度が思いのほか低いとわかったことですね。とりあえず、このペースでなら飲み続けることができそうです。

とはいえ、水面下でじわじわ依存が進行するのも怖いので、定期的に2週間くらいの断酒をして様子を見てみるのもいいかもしれません。

それではまた！