憎きコロナのせいで2019年以来お休みになっていた大好きなイベント大塚sake walkが2022年10月15日、久々に復活!
行かない理由がないですよね。というわけで当然のごとく行きました。
前回2019年の様子はこちら。
そもそも大塚sake walkとは何ぞやという方のために説明すると、東京の日本酒居酒屋の聖地と言われる大塚をぶらぶら街歩きしながら参加店舗にて特製のつまみと日本酒をほぼ無制限で飲めるという日本酒好きには天国のようなイベントなのです。
今回は一応コロナの影響もあって前回の半分、200名限定で店舗数も5店とやや小規模開催となりました。
それでも充分楽しめましたけどね。
受付
まずは受付。大塚駅近くの地酒屋もっとさんで。この店は燗酒系の品ぞろえが素晴らしく、ちょいちょいお邪魔してるんですが、コロナのせいで2年以上ご無沙汰してました。
いやー、予想通り混んでます。これはもう仕方ないですね。
というわけで、とりあえず受付だけ済ませて次の店へ。
バール青ィ印
イタリアンをベースにした料理と日本酒が楽しめる素敵なお店。
つまみは青のりのリゾットと洋風オムレツ。
どっちも美味いんだけど特に青のりのリゾットがチーズ効いてて最高!
ここにスタンバイする蔵元は原田の「はつもみぢ」と仙介の「泉酒造」。
どの酒もクオリティ高いんですが、個人的に泉酒造の仙介 白麹が大好きなんです。
アルコール度数が低くて軽い。でも酸がしっかり効いてて飲みごたえもある。何より、洋風の料理には驚異的なペアリング適性があるんですよ。なぜか洋風であればほぼどんな料理にも合うという。
以前、クロワッサンと合わせたりもしてます。
で、今回の青のりのリゾットとのペアリングも最強でした。同調じゃなくてマリアージュ系。酒の酸とチーズのコクが混ざり合って新たな味が創出されます。いやあすげえ酒だ。
ちょこだま(地酒屋こだま)
今回のイベントの首謀者、いつもお世話になってるこだまさんの店舗へ。
ひー、めっちゃ混んでる!
ここでは豚バラの角煮とハーブチキンのオレンジソースがけをいただきます。
蔵元は辰泉酒造と山盛酒造(鷹の夢)。
むーんれいかーは古酒ですね。クセ強系で好きでした。
ペアリング的にはハーブチキンのオレンジソースがけと辰泉の京の華1号が素晴らしかった。
ハーブの香りとオレンジの甘さが京の華の一種独特な風味と重なるんですよね。なんだろこれ。うまい。
29Rotie
お次は生ハムと燗酒で有名な29Rotieさんへ。
ここはもう、どストレートに生ハムとサラミで。そりゃそうでしょう。こっちもそれを期待してるんですから。
お酒は玉櫻酒造と秋鹿酒造。どちらもザ・燗酒の蔵ですね。大好き。
全部熱めの燗でいただきました。生ハムもサラミも口の中でとろける…最高意外に言葉がない。
燗酒とシャルキュトリーの相性はもっと広まるべき。
地酒や もっと
ここで最初の受付店舗のもっとさんに戻ります。
鯛味噌、サンマのコンフィ、なんか野菜のおひたし的なの。(このへんからメモが適当になってきてるし、写真もブレてる…)
この鯛味噌が!めちゃくちゃ旨くて、しかもどの日本酒とも合うというヤバい逸品で。
そもそも味噌ってそういうやつなんですよ。で、そこに魚介が入り込んでくるんだから、そりゃもう言うことないよね。
お酒は私が偏愛する太田酒造場の辨天娘と久保本家酒造の睡龍と生酛のどぶ。(すいません、久保本家さんの写真撮り忘れました。めちゃくちゃ好きなのに!)
辨天娘は強力の30BY。この酒にしてはまだまだ若い!でも美味かったです。
で、この荒走りですよ。当然生なんですが、燗にした方が確実に旨いやつです。
追加で頼んだブリ大根と最高のペアリングでした。
酒味処 きの字
最後は少し歩いて新大塚駅近くのきの字さんへ。
凍み豆腐のじゃが芋クリーム煮とイワシの柿おろし酢。これまた独創的で自分じゃ絶対思いつかないつまみ!
酒は山の井の会津酒造と鳴海の東灘酒造。
特に非売品だという山の井のにごりが、凍み豆腐のクリーミーなテクスチャーとぴったりで至極の組み合わせでした!
2周目
この後、当然2周目に突入。
……が、ほぼ記憶が飛んでます。えー、そんなに飲んだっけ??
1店舗につき4種類、30mlずつだから、5×4×30=600ml、プラスアルファでもうちょい飲んでたにしても4合程度ですよ。いつもそのくらいじゃ記憶飛ばさないんだけど、歩きながらってのが効いたのかな。
メドックマラソンとかやってる人、よく死なないな。
まあ、2周目で3合くらいはさらに足されてるのでそのせいかもしれないけど。
まとめ
そんなわけで今回も非常に楽しく、勉強になるイベントでした。
3年待ったわけだから参加できた喜びもひとしおです。
最初のうちは真面目にペアリングのメモとか取ってたんだけど、楽しすぎて割と早い段階でどうでもよくなりました。後半は写真すらろくに撮ってなかったし。
よって、今回のレポートもそれに従った非常にロークオリティな小並感あふれるものとなっております。
しかし、2周目の記憶喪失は痛い…前回と全く同じ結末じゃないか。
同行者によれば結構有料での追加つまみや酒も飲み食いしてたそうなんですが、全く覚えていないというこの体たらく…非常にもったいないことをしました。
でもまあいいか!楽しかったし!
最後に、こだまのタケさんはじめ、お店の方、蔵元の方、運営に尽力いただいたスタッフの皆様には心から感謝します。
来年も開催されることを切に願っております。