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About “日本酒ぺありんぐ総合研究所”

“日本酒ぺありんぐ総合研究所”はその名の通り日本酒のペアリングを追求するメディアです。

まだまだ認知度も低く発展途上である日本酒とフードのペアリングを探求し、それを通じて日本酒の持つ可能性を押し広げていきたいと考えています。

こちらに日本酒と和食以外とのペアリングを薦める理由が述べられていますのでご参考まで。

Story of “日本酒ぺありんぐ総合研究所”

所長の酒井辰右衛門です。所員は私一人ですが。

私の運命を変えたのは、とあるイベントで飲んだ一杯の日本酒でした(三諸杉の菩提もとだった)。

こんなに濃くて甘い日本酒があるのか!と衝撃を受け、そこから日本酒、そして酒そのものに対する価値観が一変します。

それまで、ただ酔うためのツールでしかなかった酒が味わうためのものになり、飲酒を文化として捉えるように(「文化」なんて高尚なことを言っておきながら未だに泥酔して記憶をなくしたり植え込みに頭から突っ込んだりするのですが)。

そして、日本酒おもしろい!もっと知りたい!もっといろいろ飲みたい!とすごい勢いでのめり込んで、年間約500種類以上をテイスティングするまでになり、そこから人生の歯車が狂い始めます。

まあいろいろありまして、現在は日本酒ペアリング研究家とか日本酒ソムリエなどと名乗りつつ、ライターやペアリングセミナーの講師などの活動をさせてもらっています。

なお、並行してミュージシャンとしても活動しています。ブラックミュージックを基調とした変態型ブレイクビーツです。興味のある方は以下からいろいろと聴いてみてください。

Ginger does’em all – Wikipedia

で、日本酒好きの方であれば、「コイツいろいろ言ってるけど結局どんな日本酒が好きなんだ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方は、こちらをご覧ください。私の好みの酒を羅列しております。

Mission of “日本酒ぺありんぐ総合研究所”

“日本酒ぺありんぐ総合研究所”のミッションは「日本酒の発展とその文化の継承」です。

いきなり大上段に構えましたが、単純に突き詰めれば、私があまりに日本酒が好きなので、それをもっともっと広めたいという個人的趣味の延長なのかもしれません。

でも、結果的にそれで笑顔になれる人がたくさんいるならいいじゃないですか。私はそう思います。

日本酒業界の危機

現在、日本酒業界は危機的状況にあります。

造り酒屋はどんどん数を減らし売上も思うように上がりません。

このままでは数十年後には冗談抜きで日本酒がただの文化遺産と化してしまう可能性さえあります。

ただ、良い兆しもあります。近年の日本酒ブームや若い杜氏の台頭、醸造技術の飛躍的な向上など、風向きは変わりつつあります。

そう、この機を逃す手はありません。だから今動くのです。

日本酒の認識を変えたい

いろいろな酒がある中で一般的に日本酒の序列は決して高くありません。

ですから、まずは日本酒の地位向上が必要です。

例えば、チェーン居酒屋の飲み放題で提供されるようなベタベタと甘く嫌な後味の残る酒しか知らない人は、あれこそが日本酒であると認識しています。

大事なことは「知ること」なのです。不遜な言い方かもしれませんが、エンドユーザーを育てていかなくては日本酒のレベルは上がっていきません。

日本酒ペアリングの重要性

幸いなことに、近年の日本酒は醸造技術の向上やネットによる情報革新も手伝って過去最高のレベルにあると言われます。特に特定名称酒に関しては、不味い酒を探すほうが難しい状況です。

ただ、合わせる料理を間違えるとその良さを全く理解できず「日本酒はやっぱり不味い」と誤解されたまま終わってしまうことも少なくありません。

例えば、白身魚の刺身に対して濃醇な酒を合わせてしまう、逆に濃厚な煮物などに対して軽くてフルーティな酒を合わせてしまう。これらは酒も料理も不幸にする組み合わせです。

逆に、料理にぴったりな酒と出会えれば、苦手なタイプの酒であっても驚くほど美味しくいただくことができます。

こういった美味しい組み合わせのセオリーを知ってもらうことで、日本酒の価値向上につなげていければと考えています。